こんにちは。双子を育てながら自宅でピアノ教室を運営しているりーりえです。
こちらの記事ではピアノ教室運営のノウハウを詳しく解説していきます。
「音大出てない場合もピアノ講師をすることはできますか?」
「生徒さんに入会してもらうためのコツはありますか?」
以上のようなピアノ教室の運営についての疑問にお答えします。
私は小学校音楽専科として教員を10年務めた後、産休育休を経て退職し、自宅でピアノ教室を開校しました。
子育てをしながら、現在開校約一年で生徒数15人の音楽教室を運営しています。
本記事ではピアノ教室運営に自信があまりない場合や、「音大卒」という肩書がない場合でも、生徒さんに入会してもらえるコツを解説します。
この記事の内容
・音大を出てない方でもピアノ講師になれる3つの理由
・生徒さんに入会してももらう3つのコツ
私は「ピアノを教える」ということに音大卒業は必須条件ではないと考えています!
↓以下の記事では、ピアノ教室の始め方を詳しく紹介しています。開校するまでに何を準備すればいいのかが良く分かりますので、ぜひご覧くださいね。
音大出てない方もピアノ講師ができる理由
音大出てない方もピアノの講師はできます。
私は学生時代、音楽大学で「優れた演奏者」になるために学び、社会人時代、職場で「優れた指導者」になるために様々なことを学びました。
その結果たどり着いた、音大を出てない方もピアノの講師ができる理由はこちらです。
♪音大出てない方もピアノの講師ができる理由♪
・優れた演奏者=優れた指導者ではない
・ピアノを教えるのに資格はいらない
・生徒の要望にコミットするピアノ教室が少ない
以下で詳しく解説します。
① 優れた演奏者が優れた指導者になれるとは限らない
音大を卒業し、ピアノのコンクールで入賞経験や留学経験がある方が、みんな優れた指導者にもなれるのかと言ったら、必ずしもそうではありません。
ピアノ教室で求められるのはこのような指導者です↓
☆優れたピアノ指導者の特徴☆
・「できない」気持ちに寄り添える人
・音楽の「楽しさ」を伝えられる表現豊かな人
・個の能力に応じて指導方法を柔軟に変えられる人
もちろん、 ピアノが大好きで、ピアノ奏法の基本を身につけていてる 、というのが第一条件です!
このように、兼ね備えた資質や、努力次第では音大卒の方より上手に教えられる可能性があるということです。
②ピアノを教えるのに資格はいらない
ピアノを教えるのに特別な資格は必要ありません。
資格がいらないため、生徒さん側のピアノ教室を選ぶ判断材料は、講師の肩書きになることが多いですが、そこにこだわる必要はありません。
実際、音大ではピアノ教室の開業の仕方も、ピアノの教え方も教えてはくれません!
音楽が大好きで、ピアノが大好きで、こどもにその楽しさを教えたい!という強い気持ちがあれば、今すぐピアノを教えることができます!
③生徒の要望にコミットするピアノ教室が少ない
実際、ピアノ教室を探していて、なかなか自分に合ったピアノ教室に出会えず、習うことを断念してしまう方がいます。
その「要望」に応えることこそ重要になります。
以下が、私のピアノ教室で実際にあった生徒さん(親御さん)の要望です。
実際の要望
・人見知りが激しいので、親も一緒にレッスンに参加したい
・とにかく続けらればいいので、宿題をあまり出さないでほしい
・聴覚障害がある場合、対応してもらえるか
・送り迎えが大変なので一度に兄弟ふたりレッスンしてほしい
・歌も習いたいのでピアノと半々で教えてほしい
このような特殊な要望が生徒さん側にある場合、なかなか大手のピアノ教室では対応しきれないので、これらを了承することで、生徒さん獲得につながります。
ちなみに上記の生徒さん全員、私のピアノ教室に入会してもらっています!
続いて、ピアノ教室運営のコツを紹介します!
音大出てない場合のピアノ教室運営3つのコツ
それでは、音大出てない場合でも、生徒さんが入会したくなるピアノ教室運営のコツを紹介していきます。
生徒さんを獲得するための3つのコツ
①生徒さんのターゲットを絞る
②料金を慎重に設定する
③体験レッスンとお試しレッスンを行う
以下で詳しく解説します。
①ターゲットを絞ろう
募集する生徒さんの条件を決めて、ターゲットの幅を狭くしましょう!
「子どもから大人まで」と募集してしまうと、指導の幅も広くなり、もしかしたら将来は音楽科を目指したい生徒さんなどからもお問い合わせがきてしまうかもしれません。
本格的にピアノを習いたい、音大受験を考えている、ピティナコンクールに出たい、などを考えている生徒さんは、他のピアノ教室に任せましょう!
以下がおすすめする募集条件の例です。
おすすめの募集条件
・ピアノのはじめの一歩を踏み出したい方
・学校の音楽の授業で困らないようピアノの基礎を身につけたい方
・他の教室は先生が怖くて続けられなかった方
・何か楽しい習い事を始めたい方
基本は「初心者のみ」がおすすめです。合わせて年齢制限することもおすすめします。
子どもの対応が得意→3歳から小学校低学年までの初心者
大人の対応が得意→50歳からの初心者 など
②某音楽教室より料金設定を低くしよう
ギリギリのラインでお月謝を低く設定し、お得さを売りにしましょう。
保護者の方にとって、ピアノ教室選びのポイントとしてお月謝の高低はとても重要です。
もしお子さんを習わせるとしたら、素敵な先生が教えてくれる、他よりお月謝が安いピアノ教室を選ぶのは当たり前ですよね。
自分のピアノ教室の周りの他の教室のお月謝の相場をしっかりと調べて、設定しましょう。
以下は私のピアノ教室(某東京)の実際のお月謝設定金額です。地域によって相場も異なりますのでご参考まで。
実際のお月謝設定金額
・幼児ピアノコース・・・
月3回※(40分)/ 6000円
・大人ピアノコース・・・
月2回(40分)/ 7000円
※ピアノを教えるのが初めてな方は、このようにレッスン回数を月3回設定から始めるのがおすすめです。
生徒さんからも、振替などに使える予備週があって便利だというお声をいただいています。
以上のような募集する生徒さんのターゲット層や、レッスンの料金などは早めに決定し、事業計画書の中身にしっかり明記しておくことで、教室の方向性が明確になりますよ!
↓以下の記事では私が作成した「ピアノ教室事業計画書」を紹介しています。形式だけ参考にしてみてもいいですし、コピペしてから加除訂正してもいいので作成してみたくださいね!
③体験レッスンと一か月の無料お試しレッスンをしよう
人は誰しも試してみたいもの。生徒さん確保するには入会前のレッスンは必須です!
入会するかの最終判断をされる保護者の方にとって、体験レッスンやお試しレッスンほど嬉しいものはありません。
運営する側も、レッスンを試してもらえばピアノ教室の良さが分かってもらえる!!と自信をもって提供しましょう。
「体験レッスン」と「お試しレッスン」は何が違うのかな?
・体験レッスン・・・
保護者同伴で教室の雰囲気やレッスンの進め方を確認してもらうレッスン(有料※)
・お試しレッスン・・・
通常レッスンをスタートさせ、一か月後入会するかどうか判断してもらうレッスン(無料)
※私のピアノ教室では、体験レッスンはワンコイン(500円)で行い、入会を少し迷われている方には、一か月無料でレッスンを行っています。
「体験レッスン何をすればいいのかな・・・」
「入会してくれるか不安・・・」
という不安がある方向けに、こちらの記事では入会率100%になる体験レッスンの内容を紹介しています。実際に私のピアノ教室は体験レッスン後の入会率は100%を保持しています!完コピOKですのでぜひ試してみてくださいね!
音大出てないからとピアノ講師を諦める必要はない!
音大出てない方がピアノ講師としてどのようにピアノ教室を運営していけばいいのか、紹介しました。
・募集するターゲットを絞る
・料金設定を相場より少し低めにする
・体験レッスンの実施、無料お試しレッスンを行う
中でも1番重要なのが「募集するターゲットを絞る」=「初心者のお子さん(3歳~6歳)」ということです。
私も6歳になる双子を育てていますが、周りを見れば、「我が子の初めての習い事はピアノにしたい」という考えをもつお母さんが多いことに気が付きました。
そして「ピアノを習わせたい」のは、「ピアノを誰よりも上手に弾かせたい」「将来音大に入ってほしい」という理由ではなく、下記の思いが強いことが分かりました。
保護者の願い・・・
ピアノを通して心を豊かにして、表現豊かな人間になってほしい!
冒頭でもお話ししましたが、良い演奏者=良い指導者とは限りません。
音大出てない方でも、音楽が大好きで、その楽しさをお子さんに伝えたいという強い思いがあれば、きっと素敵なピアノ教室のピアノ講師になれるはずです。
音大出てない方もピアノ講師としての自信がつく記事一覧
それでもまだ「音大出てないのにピアノ講師として上手に教えられるかな」と不安な方向けに、これを読めば自信をもってピアノの指導ができるようになる!おすすめ記事を紹介します。
どの記事も2~3分で読めて、すぐに実践できる記事ばかりですので、ぜひご覧くださいね!
↓以下の記事では、ピアノの教え方について詳しく解説しています。これを読めば、毎回のレッスンをどのように進め、生徒さんに指導していくかが良く分かりますよ!
↓以下の記事では、初心者に教えるための最適なピアノ教本をたっぷりを紹介しています。教本の組み合わせ方や進め方なども詳しく解説していますので、ぜひごらんくださいね!
↓以下の記事ではピアノ教室でアップライトピアノを使用していいのか、レッスン室を準備をする時に注意するポイントを解説しています!ぜひお読みくださいね。
まとめ:音大出てない方もピアノ講師になろう!
いかがでしたか?音大出てない方も、ピアノ講師としてピアノ教室を開校できる理由と、開業一年で生徒さん10人にするための3つのコツを紹介しました。
「自信がないから・・・」「音大出てないから・・・」と諦めずに、自分に合ったピアノ教室を運営していってくださいね。 「ピアノが大好き!ピアノを教えたい!」という強い気持ちは必ず生徒さんに伝わると信じています。
ピアノ教室を始めたい方にとって、少しでも役立つことができたら嬉しいです!一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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